晩御飯は冷凍さばを食べましょ。解凍しておかなくちゃ。
さぁ、そろそろ晩御飯の準備を・・・
「あ、解凍しておくの忘れたー!」
なんてことは日常茶飯事。(私だけじゃないですよね?)
電子レンジで解凍すれば時間はかからないけれど、ムラになるし味が落ちる。
常温解凍は時間がかかりすぎる。
流水解凍は水道代が気になる。
そんなときの救世主!「解凍プレート」
様々なタイプが販売されていますが、特に気になった3商品の実力を検証し、比較してレビューします!
解凍プレートとは?
解凍プレートは食材を早く解凍したいときに便利ですが、お弁当や冷凍保存したい食品のあら熱をとるなど、逆に素早く冷やしたり冷凍したいときにも使える時短アイテムです。
触るとひんやりと冷たいので、冷たいのになぜ早く解凍できるの?と疑問に思いましたが、熱伝導性の高い素材が食材の熱を吸収・放出することで温度が伝わるスピードが速くなり、より早く解凍できるのだとか。
普通のお皿などの上で解凍するよりも格段に速く解凍することができるわけですが、その実力は商品によって差があるはず。
様々なメーカーから色々な商品が販売されていてどれを選んだら良いか悩みます。
そこで今回は、解凍プレート3種を使って氷溶かし競争をすることにしました!
商品紹介をしながら、どの解凍プレートが1番早く氷を溶かすのか予想してみたいと思います。
Libliss&LeLante(リブリスレランテ)の解凍プレート
Libliss&LeLante(リブリスレランテ)の解凍プレートは多数のインフルエンサーも推していて、雑誌ananに掲載されたこともあることから、ご存知の方や使用している方が多そうです。
インテリアの邪魔にならないシンプルな黒色のデザインで、厚みも2mmと薄く軽いので持ち運びやすく、かさばらないので収納にも困らないのが良いところ。
お手軽価格なのも嬉しいポイントです。
溝があるので食材からでた水分(ドリップ)が溝に流れ、食材がドリップに浸かりにくいのはメリットと言えますね。
食品衛生基準に適合しています。
大きさ | 21cm×29.5cm | 素材 | アルミニウム |
プレートの厚み | 2mm | 食洗機対応 | × |
全体の高さ | 2mm | まな板としての利用 | × |
重さ | 306g | 特徴 | 溝あり |
藤田金属 びっくり解凍エコちゃん
藤田金属の解凍プレート、「びっくり解凍エコちゃん」は、今回集めた3商品の中では1番高額です。
アルミなので熱伝導性に優れていて機能的には◎。
脚がついていることで接地面に直に触れないため、熱を均等に効率よく伝達し解凍能力がアップ。
重さがあり、ずっしりしっかりとしていて、レランテの解凍プレートよりも厚みがあるので、より早く溶けそうです。
プレート面に溝やフチがないので食材から出た水分が流れてこぼれやすいのは少し残念。ただその分洗いやすいのでお手入れは楽ちんですね。
さらに機能面で優れている点が、エージータフ加工が施されているので銀イオンパワーで抗菌・消臭効果があり、食中毒の原因となる雑菌の増殖を抑制してくれること。これは嬉しいかも!
大きさ | 30cm×18.5cm | 素材 | アルミニウム、エージータフ加工(銀イオン) |
プレートの厚み | 4mm | 食洗機対応 | × |
全体の高さ | 1.5cm | まな板としての利用 | × |
重さ | 605g | 特徴 | 脚つき |
杉山金属 解凍皿 Newクイッ君
杉山金属の解凍プレート「Newクイッ君」。おもしろいネーミング。
「びっくり解凍エコちゃん」が女の子で「Newクイッ君」が男の子なのかな、とか変な妄想をしてしまいました。いや、解凍プレートの世界もジェンダーレス社会かもしれません。
材質はアルミニウム合金で、表面にはシリコン塗装が施されているので汚れが落ちやすく、お手入れしやすい点はGOOD。
そして1番のポイントが、フチがありトレイ状になっているので置いた食材がすべり落ちないこと!
食材から溶け出た水分(ドリップ)が垂れ流れてこぼれてしまうことも防げます。
底面には凸凹(でこぼこ)があり、空気の通り道をつくっています。この通り道は冷気を逃がすので熱の吸収・放出に向いていて、本体の温度低下を防ぐことで解凍速度が維持されるのだとか。
ただその分重さと厚みがあるので、持ち運びの際には注意です。足に落としたら大変。
厚みがあるので収納場所も考えなければなりませんね。
このでこぼこ面が洗いにくく乾きにくい(水分を拭けない)のは欠点と言えるかもしれません。
とは言え、やはり厚みがある&凸凹面のおかげで解凍プレートとしての実力は強そうなので、氷溶かし競争の1位予想とします!
大きさ | 25cm×21.5cm | 素材 | アルミニウム合金、表面シリコン塗装 |
プレートの厚み | 6mm | 食洗機 | × |
全体の高さ | 2.7cm | まな板としての利用 | × |
重さ | 725g | 特徴 | 裏面凸凹、フチがあるトレイ形 |
解凍スピード比較
さて、ここからは検証。氷を解かすスピードを比較してみます。
予想した解凍スピードの順位はこちら。
- Newクイッ君
- びっくり解凍エコちゃん
- レランテの解凍プレート
やっぱりね、Newクイッ君の底面の凸凹(でこぼこ)が強いのではないかと。プレートの厚みもあるので、解凍速度が維持されて1番早く溶けるのではないかと予想します!
氷溶かし競争の様子はこちらの動画をご覧ください。
ちなみにこの検証で使用した一見変わった形の氷は、ペンギン形のかわいい氷です。
ドリンクを飲むときに使うと癒されます。
解凍スピード順位発表!氷溶かし競争の結果はいかに!
氷溶かし競争の結果はこのようになりましたー!
- びっくり解凍エコちゃん(約7分)
- Newクイッ君(約9分)
- レランテの解凍プレート(約12分10秒)
予想、外れました。(笑)
1番はやく溶けたのは、びっくり解凍エコちゃんでした。分厚いアルミはやはり最強でした。
2位は筆者が1位と予想していたNewクイッ君。動画を見ていただくとよくわかるのですが、他の解凍プレートは氷がとけた水がこぼれてしまったのですが、フチがあるNewクイッ君だけは水がこぼれず、まわりを汚さずにすみました。その点は高評価!パチパチ
3位はレランテの解凍プレートで、1位のびっくり解凍エコちゃんと比べると溶けるのが遅いように感じますが、普通のお皿の上において自然解凍させた氷よりは断然早く溶けているので、しっかり時短になっています。
検証してみてわかったことをまとめると、
- プレートが厚い方が解凍スピードが速い。(その分重くなるので持ち運びや収納面では薄い方が便利)
- 解凍性能は素材によって差がでる。アルミニウムや銅が熱伝導率が高い。
- フチがあるプレートは、食材や解凍時に出る水分がこぼれないので周りを汚さない。フチがないタイプは水分がこぼれてしまう。
今回検証したのは氷を溶かすスピードですが、食材によって溶ける仕組みが異なるようです。ということは、解凍にかかる時間や順位にも違いがでるかもしれません。
解凍プレートの価格比較
参考価格としてAmazonでの販売価格で比較してみます。
レランテ解凍プレート | 解凍皿 クイッ君 | びっくり解凍エコちゃん | |
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amazon 参考価格(税込) | 2,280円 | 1,636円 | 4,082円 |
特徴 | スリムな形状で軽量なので扱いやすい。溝あり。 | フチがあるので食材や水分がこぼれ落ちない。 | 解凍スピードが速くお手入れも簡単。 |
こうして比べてみると解凍スピードの特徴も一長一短。
解凍スピードを重視すると本体が重くなってしまうし、機能面を重視すると価格も高くなります。
自分の使い方や重要視するポイントを絞って、たくさんある商品の中から自分に1番適した商品を見つけられたら良いですね。